【短】あたしの学校は元男子校!?
あれ…おかしいな。
まともに、拓也君の顔が見れない。
どうして??
何か調子狂うよ。
もしかして…
あたしって拓也君のことが好き!?
ないない。
だって、あたしが好きなのは、吾磨君でしょ??
それに、こんなエロくて、ドSでな男嫌だし!!
「紅葉…」
拓也君が、あたしを見つめているのが分かる。
全然顔が見れない。
こんなの、慣れてたハズなのに…。
「上向いて??」
拓也君に、顎から上へ向けさせられた。
「………」
…わ。
今のあたし、絶対顔赤いよ…。
「1位だったんだからさ…キスしてよ」
「え…」
いつものあたしなら、そんなの無視するハズなのに…。
何で??
何で??
こんなに緊張してるの??