【短】あたしの学校は元男子校!?
そんなことを考えているうちに、唇を奪われた。
「……ッ…」
何だかこの時は、拒めなかった。
「あれ??嫌がらないじゃん。もっとしていいの??」
「…ダ、ダメ!!」
あたしは、拓也君の裾を引っ張った。
「じゃあ…あと1回は??」
あたしは、何故か素直に頷いてた。
「じゃあ…いただきます」
拓也君が、あたしに唇を重ねた。
そして、あたしの唇の間から、無理矢理入ってきた舌。
何回も、拓也君とキスしたけど、ディープキスはこれで2回目だった。
そして、意識が遠のいて酔ってきた頃、拓也君が唇を離した。
「今日は、やけに素直じゃん。ごちそうさま」
そう言って、あたしの頭の上に手を置いて、ぶっきらぼうに笑う拓也君。
そんな姿でさえ、ドキドキしてしまった。
あたし…拓也君が好きなのかな…。
素直にそう思えた。
吾磨君は、ただの憧れってだけだったかもしれない…。