【短】あたしの学校は元男子校!?
「だから…俺が紅葉のこと、好きってこと!!」
「え!?」
何でだろ…。
凄く凄く嬉しい。
やっぱり、あたし拓也君のことが好きなのかな…。
「あたしも好きだよ!!」
…多分。
「え!?マジで!?」
キキーッ。
鈍い音をたてて、自転車が止まった。
「うん。拓也君…いつから、好きだったの??」
「入学式の時、一目惚れした」
「えぇ!?」
そうだったんだ…。
何でキスばっかりしてくるんだろって思ってたけど、やっと分かった。
「だから…付き合ってください」
「うん♪」
あたしと拓也君は、近くのスーパーでタコを買うと、学校に戻った。
勿論、手を繋いで…。