『アリガトウ』と言いたくて。
≪凌央Side≫
「長くなってもいいから教えて」
悠優があまりにも必死に聞きたがるから
俺は話し始めた。
□
俺には,彼女がいる。
名前は一宮 萌未(イチミヤ メグミ)。
同じ高校の同級生。
彼女は,少し問題児だった。
…万引きの常習犯だったのだ。
俺は,萌未に告白されたとき
正直悩んだ。
だが,
『付き合ってくれたら万引きを止める』
と萌未が言うため,俺は
萌未に万引きを止めさせるのが目的
で萌未と付き合い始めた。
でも萌未は,万引きを止めなかった。
それどころか,
完璧に万引きを楽しんでいた。
ある日,買い物に来たとき…
俺は萌未に別れを切り出そうとした。
「萌未さー,俺との約束覚えてる?」
「凌央カタすぎー!
イマドキ普通だよ,万引きくらい」
「ふざけんなよ…っ!」
「あっ!ホラあの子もやってんじゃんー★」
そう言って萌未が指さしたのは,店内にいた
一人の女の子。
それが,悠優だった。
俺は本当に呆れた。
万引きをする人って…
こんなにたくさんいんのかよ。
ありえねぇ…
「長くなってもいいから教えて」
悠優があまりにも必死に聞きたがるから
俺は話し始めた。
□
俺には,彼女がいる。
名前は一宮 萌未(イチミヤ メグミ)。
同じ高校の同級生。
彼女は,少し問題児だった。
…万引きの常習犯だったのだ。
俺は,萌未に告白されたとき
正直悩んだ。
だが,
『付き合ってくれたら万引きを止める』
と萌未が言うため,俺は
萌未に万引きを止めさせるのが目的
で萌未と付き合い始めた。
でも萌未は,万引きを止めなかった。
それどころか,
完璧に万引きを楽しんでいた。
ある日,買い物に来たとき…
俺は萌未に別れを切り出そうとした。
「萌未さー,俺との約束覚えてる?」
「凌央カタすぎー!
イマドキ普通だよ,万引きくらい」
「ふざけんなよ…っ!」
「あっ!ホラあの子もやってんじゃんー★」
そう言って萌未が指さしたのは,店内にいた
一人の女の子。
それが,悠優だった。
俺は本当に呆れた。
万引きをする人って…
こんなにたくさんいんのかよ。
ありえねぇ…