この世の果て
僕の母親は、僕が七歳の時に亡くなった。


母が死ぬ少し前、僕は重い病気を患っており、殆ど意識がなかった為、全く母が死んだ原因を知らない。


ただ、朝目覚めると、母が隣で眠っていた様に見えたから、僕はそっと彼女の頬を撫でて、そしておでこにキスをしたんだ。



既に、冷たくなった、彼女に・・・




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