この世の果て
終わりと始まり
仰向けに倒れるルナの横には、僕と、うさぎ。
僕は、ひとつの願いをこめて、赤い実を食べ散らかしたが、彼女が目覚めることは、なかった。
うさぎは何度も彼女の手を舐めたが、彼女が動かないのを知ると、やがてどこかへ行ってしまった。
もう、二度と戻ってはこないだろう。
僕の頬を、涙が伝う。
いや、違う。
雨だ・・・!
僕は、ひとつの願いをこめて、赤い実を食べ散らかしたが、彼女が目覚めることは、なかった。
うさぎは何度も彼女の手を舐めたが、彼女が動かないのを知ると、やがてどこかへ行ってしまった。
もう、二度と戻ってはこないだろう。
僕の頬を、涙が伝う。
いや、違う。
雨だ・・・!