この世の果て
「みてごらん、ルナ。」



僕は樹にもたれながら、彼女を後ろから抱き締めた。  

このすばらしい光景が見えるように・・・。


「これが、キミの望んだ世界なんだろう?」


こころなしか、彼女は微笑んでいるように、見えた。

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