この世の果て
僕は幾つかの白い花と共に、彼女を埋葬した。



大きな樹にも、緑の葉っぱが生えてみすぼらしくはなくなったから、きっと、いい墓標になるんじゃないかな。




僕は、二度と彼女の傍を離れたり、しない。


顔の欠けた女神が、僕を迎えにくるその日まで。









(完)

< 72 / 72 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:3

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

繭(まゆ)

総文字数/13,013

その他55ページ

表紙を見る
告白

総文字数/2,848

その他16ページ

表紙を見る
フランケンシュタイナー

総文字数/729

その他1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop