*俺だけのマドンナ*
キャバ嬢
次の日の夜、
スーツではなく普通の私服に
着替えて車に乗った。
そしてこの辺では
一番有名なキャバクラに入った。
「いらっしゃ‥‥あっレイトくん!いらっしゃい!」
「こんばんは。誰でもいいからてきとうにつけて。」
「わかったわ。一番可愛い子、つけとくわ。」
その店のオーナーが裏に入っていった。
「レイトさん、よろしくお願いします!カリンです!」
「あぁ。焼酎作っといて。」
「はーい。レイトさんってあの有名なホストクラブのナンバーワンなんですよね?すごいですねー。」
「んなことねーよ。普通だよ。」
「すごいですよー。私まだこのお店では新人なんで、至らないとこたくさんあると思うんですが‥‥」
「新人?そうなんだ。がんばれよ。」
「はぃ!ありがとうございます!」
カリンっていったっけ?
そのカリンて女はキャピキャピ話ながら
笑顔を絶やさなかった。
新人のくせしてここまで
できりゃ十分だろ。
中には愛想わりぃやつも
たくさんいるしな。