*俺だけのマドンナ*
「レイトくん!ごめんなさいね、カリンったらレイトくんを一人にして。叱っといたわ。」
やっぱり。
かわいそーなカリン。
どーでもいいけど。
「アリサご指名なんだってね?今連れてくるから待ってて。」
「あ、すみませんね。特に指名ってわけじゃないんだけど、カリンが探しに行っちまって。」
「あ〜もう、ほんとにあの子は。アリサと同期で同い年なんだけど、こうも違うとはね。」
「年はいくつっすか?」
「まだ19なの。アリサは19でナンバーワンになってね、あの子的にはナンバーワンなんて思ってはいなさそうなんだけど。レイトくんも気に入ってくれるかしらね。」
「そーなんすか。若いっすね。っつっても一個しか変わらないですけど。」
「あはは!レイトくんもその若さでナンバーワンなんてたいしたもんよ!あっアリサが来たわ。じゃ、ごゆっくり。」
オーナーは去っていった。