*俺だけのマドンナ*
「いらっしゃいませ〜!」
お店がオープンした。
今日もたくさんの客。
裏で待機しよう
と思ったのもつかの間、
すぐに指名が入る。
あたしは客の席まで行き、
頭を下げてすわった。
「お疲れ様です。今日は何お作りしますか?」
「んぁ〜疲れた!ふぅ〜。今日はロックで飲もうかな。」
油ぎったオヤジ。
息が臭い〜。
でもあたしは最高の
笑顔で接客する。
仕事。仕事。これは仕事。
ナンバーワンはとんでもなく稼げる。
このあとも何件か指名され、
休憩する暇もなかった。