*俺だけのマドンナ*
綾子に一言断り、
俺は指名が来た席に向かった。
このとき、なぜかアリサの顔が
頭をよぎった。
「レイト、今日も忙しそうだね。」
アリサが来るわけねぇか。
「いらっしゃいませ。おかげさまで。」
「私もレイトにならお金使っても惜しくないよ。ドンペリ入れて。」
「マジすか!?ありがとうございます。」
そしてドンペリが入り、
ドンペリコールが始まった。
たくさんのホストに囲まれ、
その女は嬉しそうな顔をした。
女はバカだよな。
こんなもんにハマっちまったら
終わりだよ。
しばらく俺はドンペリの女と話していた。