*俺だけのマドンナ*
アリサの店を通り過ぎ、
角を曲がり、少し歩いたとこにある
ホテルに入った。
部屋の番号を押し、
エレベーターで部屋に向かう。
綾子はずっと俺の腕に絡み付いている。
やたら胸を腕に押しあてながら。
「レイト?私先にシャワーあびていい?」
「あぁ。」
綾子はシャワーをあびにいった。
俺はひとり、ベッドに横になり、
テレビを見た。
そういえば、アリサって歳いくつだ?
新人とか言ってたし、
まだ十代か?
それとも俺とタメとか?
あ‥‥‥また。
何考えてんだよ。
マジ、最近アリサが頭から離れねぇ。
なんか変かも、俺。
こんなの、俺じゃねぇ。