*俺だけのマドンナ*
「レ〜イト!来たよ♪」
優衣か。
さっそく本カノ気取りだな。
俺は彼女だなんて思ってない。
まいったな。
めんどうなことは避けたい。
何もなきゃいいけど。
「いらっしゃい。」
「いらっしゃいって〜もぉ〜よそよそしいなぁレイトは。」
は〜?だって客だろ。
って言いたいけど言わねぇ。
「レイトさん、綾子さん来られました。」
「今行く。」
綾子も俺にとっては大事な客だ。
「悪い、ちょっと行ってくる。」
「え〜もう行っちゃうの〜?寂しいよぉ。」
うぜぇ。
「また戻るから。」
俺はそう言って綾子の席へ行った。