*俺だけのマドンナ*

そして俺は連勤が続いていた。



葵は毎日来ていた。


そのたびに高い酒とﾌﾙｰﾂ盛りの
一番上のやつを頼む。





そのおかげで、
俺にあまり指名が入らない日でも
ﾀﾞﾝﾄﾂでﾄｯﾌﾟになれる。








葵は俺にめちゃくちゃ金を使ってきた。


ある日突然、ﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄを持って
店に来た。



次の日からは毎日ﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄを持ってくるようになった。




時計から始まり、
財布、ｶﾊﾞﾝ、ｱｸｾｻﾘｰ、
しまいには欲しい車はあるか
とまで聞いてきた。









でも葵はいっさい俺にｱﾌﾀｰを
頼んではこない。





ここまでくると、
おいしい客だったのが
だんだん恐くなってくる。