*俺だけのマドンナ*
ドアを開けると、
たくさんの客が入ってきた。
それぞれ席に通し、
ホストが横についた。
俺はとりあえず裏に戻った。
一服しようとタバコを取り出すが、
そんな暇なく指名が入る。
「レイト、3番指名だぞ。」
「はぃよ。」
今日は誰だ?
うざいやつじゃないといいなぁ。
「レイト!」
席まで行くと、キャバ嬢の女が
手をあげ俺を呼んだ。
「いらっしゃい。今日は店は休みか?」
「うん、休み〜。だからレイトに会いにきた!」
「それはどーも。」
俺は酒を作りながら
女の話に相づちをうっていた。