*俺だけのマドンナ*
その女の人は、
レイトさんの腕に自分の腕を
絡ませてベッタリくっついてた。
キレイな大人の女の人って感じだった。
あたしなんか適わないよ。
その光景が目から離れず、
あたしは毎日出勤した。
ある日、気持ち悪いオヤジに指名された。
「いらっしゃいませ。」
「おぉ〜、やっぱりこの店のナンバーワンは可愛いなぁ。キレイだなぁ。」
そう言ってニヤニヤ笑って
あたしの下から上までを
じーっと見ている。
やだなぁ、気持ち悪いよ。