.*゚*.約束.*゚*.
おばちゃんの体調もよくなり薬がきいていると安心していた。
寝たきりから少し歩けるようにもなった。


でも…運命とはすごく残酷だった。






4月も終わりに近づいてきたある夜...

部屋にご飯を持って行ったとき、いつもどうり話していると昔話になり動物園の話になった。
すると突然おばあちゃんが、

「ばあちゃん一生懸命病気直すから、直ったらみかちゃんとおじちゃんとばあちゃんの3人でまた動物園行こう。」

といいだしました。

私は、

「いいよ。約束だからね★」

と言い小指を出しました。

おばあちゃんは、嬉しそうに小指をだし、

「病気なんてふきとばしちゃうから」

と笑いながらいいました。



次の日
学校がたまたま休みで部活が午前練習、起きて準備して家でるときおばちゃんもその日病院で診察があったから朝起きていて...私に

「行ってらっしゃい」

と言いにきてくれた。


私は、

「行ってきます」

と言いながら急いでいたので顔も見ずに走って家を出た。





部活が早く終わり家にかえってきて…ひなの部屋でテレビを見ていた時、お父さんがすごい勢いで家にきて…

「みか!!大変だ!!おばちゃんが危ない!!」

最初はなに言ってるのか分からなくて、でも………
みみのおばちゃんにパパが説明してるのを聞いて理解できた。
元々直らない病気だった。と言ってるのを聞いた時は目の前が真っ暗になった。
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