生きてる事は素晴らしい事
「俺は決まってるよ。」

「えっ?」

「西山高校。俺のこの学力でおまけにサッカーが強いっていったら西山高校しかないかなぁ。って思って…。」

「じゃぁ。私も…。私も西山高校にする。」

「はぁ?」

「一緒じゃだめなの?」

「いやそういうわけじゃないけど…。」

「それなら決まりね。今日から勉強頑張らないと。じゃまた明日ね。バイバイ。」

「えっ。あっ。うん。バイバイ。」


足が震えてる…。緊張した。あんな事言っちゃった。淳斗どう思っただろか。明日顔合わせるの嫌だなぁ。この気持ち伝えたいけどやっぱだめだ。今の関係が壊れてしまうと恐いから…。でもそれは逃げてるだけなのかもしれない。ただ理由を作って逃げてるだけ。そんな自分は最低だ。最悪だ。淳斗もきっとそう思うだろう。

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