【短編・実話】私― 今を、生きる ―
「愛!!やめろ」
「愛!!」
体をはって止めてくれた友達がいた
「いやだっ!!切りたいの」
「愛!!」
腕を押さえていた
ある子は刃があたり、血が出てた
ある子は泣いていた
私は壊れていた
「イヤーぁぁぁぁぁ」
切らないと、落ち着かなくなっていた……
「愛!!やめろ」
「やめて」
私は泣いた……
泣き叫んだ……
でも、止められていなかったら
私は、三人の前で切っていたでしょう……