極甘Story
「ねぇ、祐梨って、いくらで親友に出来んの?」

「ぷははッ・・名前とは大違いだもんねー?」


嘘だ・・・・。

お金なんて払わない・・。

祐梨はお金で揺れるような子じゃない。


私はそう思った...。


「い、いい加減にしなよッ!!」


ユッチは大声で叫んでくれた...。

私の頬はもう、びしょびしょに
濡れていた・・・。


「・・・。勝手にやればいいじゃない?」

「し・ん・ゆ・う、なんでしょー?」

「あぁーあ、笑梨と祐梨で、アホ梨コンビ結成ー」


ッ・・・・。


あの時はとんでもなくくやしかった。

なんで私がこんな目に
あわなくちゃいけないの・・?

そんな気持ちでいっぱいだった。


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