極甘Story
「渡辺ッ!元気でなーッ!」

大きく手を振る都貴...

エスカレーターで、
今にも見えなくなりそうな祐梨は、

「言われなくても元気ですーッ!」


「祐梨ッ!また会おうねッ!!」

「うんッ笑梨バイバイッ」


手を振っている途中で、
祐梨の姿は見えなくなってしまった。


「本当に・・・。行っちゃったんだ・・。」


私は泣きそうだった・・。


ギュッ――――――――――――――


「ちょ・・。都貴ッ?!見られてるよッ?!」

「いい。」

私は都貴の腕の中に包み込まれていた...。

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