イジメ~微笑み【中編】
「ちょっと、これどこで見つけたのよ?」
「私のクラスの廊下のロッカーの上」
「他にもあったの?」
「ううん、それ一枚だけだった」
どういう意図でこんなのがあったんだろう。
私は、しばらく考えたが、部活の準備の時間が迫っていた。
「と、とりあえず、それ、秘密にしとこう。いい?」
「う、うん。そうだね。その方がいいよね」
そのことで頭が一杯で、その日の部活は全然集中できなかった。