イジメ~微笑み【中編】
職員室の前で再び待つように言われる。

職員室から先生が出てくると、隣の応接室に連れていかれ、そこに座らされた。
そして、先生はまた少し席を外すと、学年主任と共に教室に戻って来た。

なんなんだ、この状態は。

全身を不安に包まれながらも、(何か人違いじゃないの?)という気持ちさえ浮かんできた。

「そんなに、大した話じゃないから。楽にして」担任は気を効かして、言葉をかけてくるが、あまり耳に入ってなかった。


「宮田サンのことなんだけどね」白髪の学年主任が口を開いた。

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