four leaf clover ~幼なじみのお兄ちゃん?~
お兄ちゃん

ユウ

帰って来てユウ先輩の言葉を思い出した。


お兄ちゃんの名前覚えてないのか?


お兄ちゃんって言ってたからな。


覚えてないや。


あっ、でも近所のお兄ちゃんだったからお母さんが覚えているかも。


私はお母さんに聞いてみることにした。




「ねぇ、お母さん?」


「なぁに?」


「私が小さい頃よく遊んでくれていたお兄ちゃん覚えてる?」


「あぁ、ユウちゃんね。」


「ユウ兄ちゃんっていうんだ。」


「苗字とか覚えてる?」


「うーん。忘れちゃった。ダメねお母さん。もうボケちゃったのかしら?」


「いいよ。ありがとう。」


私は部屋へ戻った。






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