思春期真っ盛り中！

母「優ちゃんって子も呼び出されてたみたいだけどその子が貴女に無理矢理連れ回されたって言ってるのよ？」



え？嘘でしょ？だって…そんな…私が連れまわしたって…



父「理事長もその子の言葉を聞いて、他の生徒までに迷惑はかけられないからもう退学に…だそうだ」

父はがっかりした顔で言う



「ちょっと待ってよ！私一回もその子連れまわした事なんて………」




パンッッ！！




父「うるさいっ！父さん達に何回も恥をかかせてっ！！ これを機に自分の態度を見直せ！！！」



殴られた頬に痛みがジンジンと時間をかけて行き渡る。


私がよほど痛そうにしているのを母が見かねて父を宥めている。



母「あなた…そこまでしなくても…」


父「ふんっコイツは多少きつめに叱らないと何も変わらん。」

父は私に目を向け思い切り睨む。


「…ったよ……」

何故か声が震える。

「分かったわよ！！他の学校に行けば良いいんでしょう！？」


思わず泣きそうになり、泣き顔を見られたくないので二階の部屋に向かった。




その時の母の顔は、かなり不安気だった。