思春期真っ盛り中!
コンコン


ベッドのすぐ側にある窓が音を鳴らす




…こんな所を叩ける奴は一人しかいない。 恐る恐るカーテンを開けると…


「……っなんで…アンタ…」

「いよっ!」


-幼なじみの早瀬 一馬(はやせ かずま)。


一馬「入るぜー って暗っ!!電気つけろよー」


すぐ隣の部屋なので窓から両方の部屋に入れる。


「…っっうる…さいなぁ…てゆうか勝手に入らないでよ…」

長く泣いていたためか喋りにくい。


一馬「…!お前…泣いてたの?てか今泣いてんのか…。 どうした?」



「……」


一馬の優しい声があっても、私の馬鹿さに言えない。


一馬「んー…まあ、言えないんなら良いけどよ。でも誰にも言わねえし、話したくなったら言えよ」

…なんか、申し訳なくなってきたので肝心の所だけは言わず、退学の所だけを一馬に告げた。


一馬「ほー…で、退学になり他の学校に移動か…」



次の瞬間 信じられないことをコイツは言った。


一馬「なら、うちの学校来いよ」
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