あの日の夕日が優しかったので
こうして僕の3年間は
何の思い出もできずに終わった
わずかに残ったものは
あぁ、人間て
なんて哀しい生き物なのだろう
なんて醜い生き物なのだろう
なんて酷い世界なのだろう
あぁ、腐った世界
ただそれだけで
(ほんとは自分が一番
哀しく醜いのだということも)
淡々と過ぎる毎日の中で
僕はどんどん歪み
希望なんて言葉も
幸せなんて意味も
温もりも
置いてきてしまった
全て