7日間恋愛。
――次の日。
とうとう日曜日だ…
「それじゃあ、ママとパパ、行ってくるわねぇ♪」
「あかね、何かあったら
パパとママにすぐ連絡するんだぞ。」
そんな言葉を残して、ママとパパは出かけていった。
何かあったらって……
男子と二人きりにするぐらいなら、私も連れてけぇっ!!!
そんな事を思いながら、やたらとでかい掛け時計を見た。
げっ…もうお昼じゃん…
ご飯作らないと…
そう思い、重い腰をソファーから持ち上げたその時
―――ピンポーン
玄関のチャイムがなった。
「はいはーい………。」
それが誰だかも予想せず、玄関のドアを開けた。
心地よい風が入る。
それと一緒に、甘酸っぱい香水の匂いも鼻を通った。
ふいに顔を上げると―――
一瞬だけだけど…
心臓が騒いだ気がした―…