7日間恋愛。
「ん〜…やべぇ、寝すぎた…」
仮眠から目覚め、時計を見ると午前9時。
既に仮眠じゃなくなってる……
「あかねはまだ起きてねぇのか。」
俺はゆっくり立ち上がって、ソファーに座りテレビを着けた。
「おはよー」
頭をかきながら、あかねが起きてきた。
ふいに昨夜の出来事が、頭をよぎった。
キ、キスした………
そんな事知るわけないあかねは、既に作ってある朝食を、えさを待つ小鳥のような目で見ている。
「おー、智作ったの?」
「お、おう。」
昨日の出来事のせいで、あかねの顔が見れない。
きっと今の俺の顔は、耳まで真っ赤だろう。
あかねが俺の異変に気付いた。
「智ー?どうしたの?」
「なんでもねぇ…。」
「あそ。」
返事すら、まともにできない。
俺、重症だな………