7日間恋愛。
「あのさ…あたし、もっかい智と」
「ごめん」
俺は、自分でも分からないうちに「ごめん」と言っていた。
「俺、麻衣子とはもうやり直せない。」
そう言って、麻衣子を見つめた。
「そう…だよねっ…」
そう一言言うと、麻衣子の目から一粒の雫が落ちた。
「あたしっ、智のことっ、大好きだった……なのにぃっ、あたしのせいで別れたよねっ……ごめんね、智……」
いつの間にか一粒だった雫は、何粒もの雫に変わっていた。
「ごめんな、麻衣子。」
俺も、麻衣子のこと大好きだった。
でも
今は―…