7日間恋愛。
―ぶわっ
「ちょっ、あかね…?」
そんな表情しないでよ…
我慢できないじゃん…
智の目を見ていたら
堪えていた雫が
一気に溢れてきた。
「…………離れたくないよ。」
離れたくないよ。
いつの間に
大切な存在になってたんだろう。
たった、七日間なのに―…
「智………
……好きだよ…………」
「バカヤロー…
そんなこと言うなよ…
俺だって…………」
―ぎゅっ
あかねの体を包み込むように
智はあかねを抱き締めた。
きつく、きつく。
もう離さないよ、と
誓っているように。