7日間恋愛。
別れのとき。
「ただいまぁ〜♪あかね、イイ子にしてたぁ??」
帰ってくるなり、ハグですかお母さん……
「はいはい、まずあたしから離れようか。」
あたしに引っ付いてるお母さんを無理矢理はがした。
「智くんも、ありがとうね〜♪あかねなんかの面倒みてもらっちゃって〜。」
「いえいえ、色々楽しかったんで♪」
色々ってなんだよ。
色々って……
「あかねっ、智くんに迷惑かけてないでしょうね!?」
「かけてないです……」
実際、かけまくりだったけど……
「はぁー、お母さんお腹空いちゃった〜…」
時計を見ると、
針は正午を指していた。
「俺が作りましょうか?」
近くにあったエプロンを着け、智が言った。
「まぁっ、じゃ、お願いしようかしらっ♪」
「お任せください。」
作り笑顔をふりまきながら、
智は台所へ向かった。