恋ベタ彼氏と天然彼女。

SAKURA SIDE

「麗ちゃん帰ろぉ?」


「よしッ!帰ろう♪そういえばさ、新しくできたカフェ行ってみない?」


「あぁ!あの、ほら…なんて言ったっけ…」


「La mia tortaでしょ?私のお菓子って意味なんだってw」


「そぅそぅ!!パフェ人気らしいねぇ♪」




―――――ガラッ




「やッ…山内いるか?」




ん?誰かに呼ばれたような…


なんか周りがザワザワして―――




「さッ桜!ちょっと!ほらっ!」


「どぅしたの??」


「あれッ!!ほらッ!!」


「え?…うゎあぁぁぁぁ!!!!!!!」


「桜!こっち来たよっ!!」


「どぅしよぅッ!?こっ怖いよッ!?やっ!こっち来ないでぇ!!」


「えっとぉ、桜ちゃんと麗さんだよねぇ??」


「「はッ…はい。」」


「桜ちゃん小リスちゃんみたぃv」


「ふぇ??」




―――――ギュッ




「……きゃぁぁぁぁ!!!!!!!」




―――――ゴンッ




「――ッてぇー!!なんで祐斗なぐんのさぁッ!!」


「1回死んどけ。」




わぁぁぁぁ!


初めて…男の人に…ギューッてされた…


ッていうか、内島さんってやっぱ怖いよぉ(泣)




「驚かせちゃってゴメンね?」


「いっいぃぃぃぃぃぃいえッ。」


「(笑)」




こッ…この人がッ…藍原渉さん…


メガネ似合ってる~!!かっこいぃv




「桜!!」


「はッはいッ!!…れっ麗ちゃん?」


「あんた、ボ~ッとしてたでしょ??」


「ぷっvホントかわいー!」


「えっと、祐斗が山内さんに話があるって言うから来たんだ。」


「はっ…話ッですかッ??ちょっと今ッそのッ…用事がッ」




え~…宣戦布告とか??


学校裏で殴られたり蹴られたりッ!?


やだよぉ~!!




「その…時間…あるか??」


「……?」




やっぱ呼び出し!?


どぅしよ~ッ!?
< 12 / 16 >

この作品をシェア

pagetop