彼女と彼女の大切な物

もうだいぶ明るい
いつもより遅く起きてしまった
9時40分
もうすでにHRも終わり 授業に突入している時間だ
だるい きつい 行きたくない
そう思い 布団をかぶりなおそうとしたとき ケータイの着信が鳴った

『おはよう 今日来るんだっけ?』

京介からだった
京介は私の彼氏で 朝起きたらメールをするという約束を 毎日律儀に守っている
メールの返事は出さず 私は学校へ行く準備をはじめた
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