高飛車女と副会長
憎い位に真っ直ぐな瞳をした、ある男に。

廊下の角を曲がると、すぐに廊下の先に人がいると思った。

今日は平日の学校だ。人位いるだろうが。

その人物は、見たことのない奴で、ジーンズに黒いTシャツという、ラフな格好だったが、それが妙ににあっていた。

体格も、そこら辺の男よりよっぽどいい。

更に近づくと、顔がはっきりと分かった。

あちらも奇妙な表情をしてこちらを見ている。

肌は普通より少し白く、鼻筋もすっと通っていて、目もうるうるとした女子っぽい大きな瞳。
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