恋文【短編】

目を閉じてってそれはつまり……

私は言われるとおりに目を閉じた。

先生の気配がすぐ近くに感じられて……

ふと先生の唇とおぼしきものが触れる。

……額に。

はっと目を開けると、

案の定、目の前には意地悪く微笑む先生の姿。
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