あいらぶゆー♥元ヤン?イケメンと天然な彼に振り回されて私の高校生活グダグダです。
「あ…あのっ
今日入学式じゃ…」


ドキドキする
気持ちをおさえて
何とか言葉を切り出す


彼はニッと笑うと


「ちょっと回り道してたら間に合わなくなってさあ…何とかホームルームまでには間に合いたい!


やべっ!急がないと」


彼はペダルに
足をかけると


「乗りなよ」


って荷台を
指差した後、私に
手を差し伸べてくれる


ドッキーン!!


彼の笑顔が私のハートを射抜いたのと同時に


変な汗が出てくる


「乗…乗って
いいんですか!?」


そんな…会った初日に
こんなに近づけるなんて


顔がにやけそうになる
のをこらえ両手で頬を
ぐっと押さえる
< 11 / 441 >

この作品をシェア

pagetop