あいらぶゆー♥元ヤン？イケメンと天然な彼に振り回されて私の高校生活グダグダです。

「…思っちゃないよ

さっき言ったけどカナが思うほど咲妃はあの日の事もう気にしてないから

それにリュウさんも
咲妃とは何でもない」


「そうなんだ…」


カナちゃん目を伏せて
そのまま押し黙る


しばらく歩いていると
迷路みたいな住宅街を
抜けて、大きな池が横
にある道に出てくる


「あ…アタシん家こっちなんだ、愛斗はみうを駅まで送ってあげてね」


カナちゃんまだちょっと辛そうな顔で微笑むと巻き髪翻して私たちとは
違う方向へ帰って行く


「…あいつあんな罪悪感感じてるキャラには見えねーよなあ、なっ？」


愛斗くんさっきの落ち
着いた感じとはうって
変わって冗談ぽく言う


「アンタってほんと
無神経だよね…

カナちゃん泣いてさえいなかったけどすごく深い傷をおってると思うよ」

相変わらず私の話を聞いてるのか聞いてないのか
愛斗くん私の方
を見もしない



「あ…ここ」


ふいに愛斗くんが
池の横を指差す


「えっ何？」


指差す方向には…
小さな公園があった