あいらぶゆー♥元ヤン?イケメンと天然な彼に振り回されて私の高校生活グダグダです。
愛斗くん私の前に立って優羽吾くんを遮るようにすると、いつもの意地悪顔でニッと笑う


「優羽吾、悪いけどオレら付き合うことにしたんだわ、妬けるから今までみたいにコイツにベタベタしないでくれる?」


軽やかに走ってた優羽吾くんの足がぴたと止まる

顔から…笑顔が消えた

ようにみえたけど、またいつものように天使の笑顔でニッコリ笑った


「愛斗…何の冗談?」


愛斗くんの言葉を聞いたクラスの子たちもこっちに注目してざわめきたつ


愛斗くん…優羽吾くんに本当のこと言わないんだこれじゃますます私の状況は悪くなる一方だ


私の気も知らず、いつも仲のいい二人の間に不穏な空気が流れる


「…そーだな、冗談かもちょっと魔がさしたっちゅーかぁ、たまにはこんなのと付き合うのもおもしれーかなと思って」


冗談かもって
どういう理由?

気に入ったとか
かわいいとか…
そういうのはないんだ
やっぱムカつくなあ


相変わらず、手加減なしで私の頭をポカポカ叩く

「ちょっ…やめてよ」


たまりかねて思わず愛斗くんの手を振り
払ってしまう
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