あいらぶゆー♥元ヤン?イケメンと天然な彼に振り回されて私の高校生活グダグダです。
内心焦ってはいたもののこの場でそんな言い訳をするわけにもいかない


愛斗くんと優羽吾くんの顔を交互に見比べる


ふと優羽吾くんと
視線が絡み合う

あ…やば

こればっかりは
どうしようもない

条件反射で私の顔は
真っ赤になってしまった


愛斗くんそれに気づいたかどうか、私の手を取るとそのまま私を引きずるように教室を出て行く


あぁ…どうしよ
怒られるのかな…


しばらく廊下を歩いて階段を登り、最上階
までやってくる

愛斗くん黙ったまま


ここは3年の教室だよね

ま…まさか、こいつですってお姉様に突き
つけられる!?


まさかねぇ…恐々見上げると、ある教室の前で
ふと足を止める


「あれ?ここって…」


見れば、いつの間にか3年の教室を過ぎて、移動教室の方まで来ていた


そこは美術部の
部室だった
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