あいらぶゆー♥元ヤン?イケメンと天然な彼に振り回されて私の高校生活グダグダです。
かと言って、この行為を許せるわけじゃない


「あのー…私練習台?」

確か家が美容室って言ってたよね…お客さんじゃ切れないから私で練習?

どうせもうすぐカット行くつもりだったけど、これをタダでいいよと言われた所で割に合わない


サクサクと手際よく切られる私の後ろ髪


愛斗くんが髪の毛にさわる手つきが意外と優しくて、美容室でカットしてもらってるような感覚になってくるから怖い


「切った方が絶対イイって思ってた、オレの女にふさわしくしてやるからちょっと待ってな」


オレの女って私がいつ
アンタの女になったのよ


「何言うかと思えば…そんな理由で人に断りなく勝手に切ったりする?」

「オマエは~、顔ちっちゃいからショートのが似合うの、ほら」


そう言われて
渡された鏡


…そこには、見たこともない新しい私がいた


うそ
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