あいらぶゆー♥元ヤン？イケメンと天然な彼に振り回されて私の高校生活グダグダです。

「だからオレ高校卒業したら…ビジュアルゲート専門学校行こうかと思ってさ、んでちゃんと勉強してどっかの店で修行していつかは自分の店持てたらな…て思ってる」


何だか自分に言い聞かせるかのような口調
で淡々と話す


「ビジュアルゲートって…ここから通えないよね？寮とかになるの？」


あの学校って有名だけどここから通える近さ
じゃない


「だぁから夢つってんじゃん、とにかく今金がね～からさ、そっちを何とかしなきゃいけない
わけでー…」


「愛斗くん…えっと…」

気になってたことが
頭をよぎる


咲妃さんのこと


「復讐…はおてやわらかにするんだよね？ほら
本当に殺しちゃったり
しないよねぇ…」


あははと力なく笑う私を前に、愛斗くんの気の抜けた笑い声が聞こえる


「さ～どうだろ…オレ頭に血がのぼると何するか自分でもわかんねぇな」


わかんないって…その時私もいたら一緒に警察に連行される？！


両の手を銀色の冷たい輪っかで施錠された自分たちを思わず想像する