あいらぶゆー♥元ヤン?イケメンと天然な彼に振り回されて私の高校生活グダグダです。
「ねぇ…愛斗くんて咲妃さんが好きなのかな?」


「どーかな…咲妃とは
そういうんじゃない
と思うけど…」


そっか…優羽吾くんは気づいてないんだね、愛斗くんの咲妃さんへの想い


「あ…でも、咲妃の事件があったあの夜…病室で咲妃が愛斗と二人にしてって言うからオレたち外で待ってたんだけどさ…

出てきたら愛斗泣いてたっけ…理由聞いても言わないし、もしかしたら二人にはオレも知らない深い絆があるのかもな…」


愛斗くんの目から涙が出ること自体に驚きだけどその時はきっと…優羽吾くんには言わないでって口止めをしてたんだよね


そして部屋を出て、自分の不甲斐なさに打ちひしがれて泣いた…と


勝手に予想してしまう


私が色々想像を張り巡らしてるのを止めるかのように、握られた優羽吾くんの手に少し力が入った


「愛斗は…みうを守ろうとしてるんだな、多分」


守るぅ?ええっ!
逆だってば優羽吾くん!
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