あいらぶゆー♥元ヤン?イケメンと天然な彼に振り回されて私の高校生活グダグダです。
知らず知らずのうちにまーちゃんの腕は私の手
からすり抜けていた


まーちゃんの冷酷な目が怖かったのか、さっきの男の子をのした興奮からかはわからないけど


行き場をなくした私の手は…小刻みに震えていた


震える手を握りしめ勇気を振り絞って、まーちゃんの目を見てこう言った


「私に…まーちゃん
を守らせて」


後で思えば何でそんな事を言ったのか、自分でもよくわからない


ただ…彼女の光のない瞳の奥深くに、何か悲しい物が見えた気がしたんだ


きっと…やりきれない
何かを背負ってるって


彼女は私の顔をまじまじと見てぷっと吹き出した


「私に助けてもらった後でよく言うわ…」
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