あいらぶゆー♥元ヤン?イケメンと天然な彼に振り回されて私の高校生活グダグダです。
クレープの香り
あれからひと月

愛斗くんの言った通り
席替えはすぐにされた

私の席は
入り口の一番後ろ

愛斗くんの席は
相変わらず窓側の
前の方だった

かなーり
遠くなった

「オハヨ」

あ…今日は時間
なかったのかな

髪がうまく散らせてない

私に声かけてきた優羽吾くんの顔はそれでも
朝から相変わらず爽やか

頬つやつやだぁ

ひげとか…生えるのかな
ちょっと考える

…やだやめとこ
アイドルはひげも
脇も胸もスネも
生えませんから~っ

一人で考えて赤面

「愛斗来てる?あ~まだかあ、じゃあしばらく
ここにいよっかな」

ふわっと笑うと私の前の席に後ろ向きに腰掛ける
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