Honey★Love


あたしは咲とおぐりんに

笑い返した。


よかった、一緒で。




「ていうかさ!」





咲がいきなり大きい声を

張り上げた。



『なに!』「うるせーよ」



あたしとおぐりんの声が重なる。


咲は目を見開いて、

こっちを見ている。



「何で瀬南と小栗、

手繋いじゃってんの?」




…え?


『「あーーー!』」


あたしとおぐりんは

とっさに手を離して、

距離を置いた。



< 12 / 80 >

この作品をシェア

pagetop