Honey★Love
しばらくの沈黙…。
気まずい空気を取り払うように
咲が笑った。
「そういう関係なら言ってよねー」
そういう関係って…
『いや、違くて…』
あたしが否定しても咲は
ニヤニヤ笑ったままで
信じる気配が全くなかった。
『おぐりんも言ってー?』
あたしはおぐりんに助けを求めた。
けどおぐりんは助けるどころか
楽しんでいた。
「花道に言ってないの?瀬南」
瀬南!?
何で急に名前で呼んでんの!
『ちょ、おぐりん…っ』
いくらあたしが否定しても
おぐりんと咲は盛り上がっちゃってる。
「聞いてないよ〜?小栗」
咲がニヤけながらおぐりんを
肘で突いていた。