Honey★Love
あたしも愁平を見つめ返すと
愁平が急にニコっと笑った。
「手!…繋いでくれますか?」
その一言であたしの心臓は
一気にうるさく鳴り始める。
しかも!
繋いでくれますかって!
王子様じゃん!
あたしが口を開けて
ポカンとしていると、
愁平がブハっと笑い出した。
「照れちゃって〜可愛い!」
愁平の言ったことが図星で
さらに恥ずかしくなり、うつ向いた。
『て、れてません…』
うつ向きながらもそう答えると、
愁平が「はいはいっ」と
あたしをなだめるように言う。