Honey★Love



あたしと愁は言葉も交さずに

黙々と作業に取り組んだ。


そのおかげか、

早めにしおりが完成した。




『うわ〜あ、疲れた』


「俺も手が痛い〜」




作業が終わると2人して

ヘトヘトと、机にもたれかかる。


そしてしばらくの沈黙。



教室の窓は少し開いてて、

野球部やサッカー部の声が

耳に入った。


そして私はハッとした。


『愁、部活入んないの?』


ちょっとだけ、

気になっていたことだった。







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